大切なペットの病気を未然に防ぎ健康維持する為の健康チェックの参考辞典として。

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症状チェックについて

犬の嘔吐や下痢・元気がないなど症状別に把握することで
病気の予防に役立ち、健康管理ができる。気になる様子や、
いつもと違う異変に気づいたら早めに獣医さんに診察してもらいましょう。

▼下痢について

人と同様に犬も病気でなくても下痢をする事があります。
犬(成犬)は牛乳の乳頭成分を消化する酵素が不足しているので、牛乳を飲むと下痢をします。
その他食べ物が合っていない場合(食物不耐性・ 食物アレルギー)、
一度に大量に食べ過ぎた場合にも下痢をする事があります。
又、多数の寄生虫がいる・慢性の膵臓病にかかっている・精神的ショックを
受けたなどの原因で下痢を します。軽い下痢の場合には1日絶食をさせるか、
を付けたおかゆのような消化の良い食べ物を少々と 下痢止めの薬を与えるだけで
治ってしまうこともあります。軽い下痢だからといって軽く考えず、
その原因を 付きとめ、次回から取り除いてあげる事も大切です。
また、ウイルスや細菌に感染して病気になると下痢をする事もあります。
下痢と発熱を伴うこともあり、39.5℃前後より高い様ならその可能性が疑われます。
風邪のような感染症でも下痢が2日間以上続き、 水の様な便やタール便
(小腸や大腸の出血の為に便がチョコレート色または黒色になりドロッとしている)が
出ることがあります。血便がでると言いますが、便に血が混じっているのか、
便に血がついているのかによって出血の場所や原因が異なります。
同じ下痢でも、液状の下痢に血が混じる血便がでる場合、
ところどころに赤い点のように血が混じる血便の場合などです。
この様な下痢と嘔吐が伴うと深刻な感染症(食中毒・パルボウイルス感染症
・犬伝染性肝炎等)にかかっている事があり感染症は緊急の治療を要します。
食中毒やパルボウイルス感染症では、腸全体が激しい炎症を起こし、
レプトスピラ症やジステンバーでも激しい下痢や嘔吐を引き起こすことがあります。
下痢が何日も続いたり嘔吐をする時は放置しておくと犬の生命にかかわります。

犬の下痢
・胃と腸の病気・下痢・すい臓病・肝臓の病気・感染症・ジステンバー
・腹部の腫瘍・パルボウイルス感染症・犬伝染性肝炎・レプトスピラ症
・内部寄生虫・中毒・過食・精神的ショックなど

▼呼吸が荒い・咳が出るについて

犬がいつもと違う苦しげな呼吸や、早くて浅い呼吸をしたり、
異常な咳が出るようなら病気の可能性もあると言われます。
呼吸の異常でもっとも緊急を要するのはケガをして胸空内に血液がたまっている為、
ゆっくりと苦しそうな呼吸や咳をしている場合です。異物が喉につまったり、
肋骨が骨折していると痛みの為に浅い呼吸をしたり咳をしたりします。
肺・心臓・腎臓などの病気または中毒でも呼吸は浅く早くなります。
犬の咳は、喉に何か詰まった物を吐き出そうとしているかのようにみえるのが
犬の咳の特徴です。ひどくなると白い泡のようなものを吐いたり、
泡に血が混じる事もあります。咳が何日も続く場合は、呼吸器や心臓の病気も
考えられています。犬が咳をするのは、激しく吠えた後や運動した後、
夜中や明け方、夕方といった時に咳がひどくなる事があります。
日常生活ではあまり目立たなくてもこうした時に咳が出ているかもしれません。
夜になるとよく咳をするようなら気管虚脱か肺水腫があげられています。
気管虚脱による気管の変形による咳は小型犬に多く、春から夏にかけて
暑くなってきたときにゼイゼイと目立つようになります。
乾いた咳が1日中出るようなら気管支炎、ケンネルコフ(犬のウイルス性のかぜ)
・咽頭炎・扁桃腺炎などが原因かもしれません。
痰がからんだような咳が出る場合は、肺炎、気管支炎肺の腫瘍・ガン
・フィラリア症・寄生虫病などがあげられ、犬が運動や興奮した後に呼吸が
荒くなるのは正常ですがそれ以外の時はケガや病気を疑う様です。
犬の呼吸数は1分間に15〜30回が普通です。呼吸器や心臓の病気、
又貧血等によって血液中の酸素の量が少なくなると、それを補おうとして
呼吸数が増加します。さらに症状が進むと呼吸数は多くなり苦しそうになります。
しかし、運動後や興奮している時、夏の暑い日等も呼吸が速くなるので病気等と
間違えないように注意が必要です。

犬の咳
◆呼吸がおかしい
・心臓病・フィラリア症・呼吸器の病気・喉や気管支の異物・肝臓病・癌
・ケンネルコフ・内部寄生虫・中毒・ケガ・肺炎など
◆なき声がおかしい
・咽喉頭炎・なき過ぎなど。
◆喉にしこりがある
・食道の炎症・異物等による食道閉塞・甲状腺の癌・腫瘍など。
◆咳がでる
・気管支炎・喘息・心疾患・肺炎・咽喉頭炎・肺腫瘍・糸状虫症・甲状腺機能亢進症など
◆呼吸が速い
・肺炎・気管支炎・気管虚脱・肺水腫・中毒・気胸・熱射病・心疾患など
◆呼吸が荒い
・気管支喘息・肺炎・肺水腫・気胸・気管虚脱など
◆心拍数が多い
・貧血・うっ血性心不全・発熱・興奮状態など。
◆心拍数が少ない
・低血糖・低体温・副交感神経の緊張など。

▼よだれが出る・口の異常について

皮膚に汗をかく汗腺が少ない犬は暑い時には口からよだれを出して水分の量や
体温を調節しています。特に口吻の短い犬種や下唇が垂れている犬種は普段から
よくよだれを垂れ流します。しかし、よだれが健康時よりも異常に多かったり、
よだれがあぶく状になっている、血が混じっている、匂いがひどいなどの場合には
重大な病気かケガをしていると考えられます。
よだれがひどい・口臭もひどい、食欲もない、それに咳や発熱が伴なうようなら口腔や
歯の周りの病気(歯周炎、口内炎など)あるいは消化器の病気や癲癇(てんかん)などの
脳の病気、それにウイルスや細菌への感染症(ジステンバー・レストスピラ症など)
が考えられます。よだれがひどく、吐き気や嘔吐の症状を示しているなら、食道炎
・食道梗塞(骨などが喉に詰まった時に急に食道が閉じてしまう)などの危険な病気や
症状の可能性があります。中毒や乗り物酔いの時も普段よりよだれがたくさんでます。

◆唇が白い
・栄養不良・外傷・外傷による失血での貧血・中毒・骨髄性白血病・寄生虫
◆唇が腫れる
・口唇炎・外傷・じんましん・浮腫・腫瘍・虫刺され
◆よだれを出す◆口臭がある◆唇に異常がある
・消化器系の病気・てんかん・口腔の癌・狂犬病・ジステンバー・レストスピラ症・歯周病
・口内炎・重大なケガ・異物を飲み込む・熱中症・中毒・食道炎・食道梗塞・乗り物酔い
◆口臭がある
・歯槽膿漏・歯肉炎・口内炎・歯石・胃炎・肝炎・腎炎・心内膜炎・敗血症・消火器系疾患 
◆歯肉が白い・舌が白い
・栄養不良・外傷・外傷による失血での貧血・中毒・骨髄性白血病・寄生虫
◆舌が腫れる
・口内炎・口内潰瘍

▼元気がないについて

元気が良い時の様に呼んだり、好きな食べ物を与えても反応しなかったり、
反応が鈍い、散歩に連れ出しても家から出たがらない、辛そうに歩くなどの症状です。
体の調子が悪くなると人と同様に犬も行動や表情に兆候があらわれます。
元気な犬がいつもと違う行動・しぐさを見せた時は何らかの病気か、あるいは
ケガをしている可能性があります。軽く考えて放置しておかずに、その原因を
付きとめる事が大切です。その他に元気が無いだけではなく、食欲が無い、
発熱している、鼻水が出ている、よだれが出ている、吐き気がある、下痢をする、
体が震えている、体の一部をしきりに舐める、呼吸が荒い、歩き方がおかしいなど、
この様な症状が同時に出ている可能性がありますので、それらの症状から病気に
よるものかストレス等によるものか等を推測することも出来ます。
高齢になるほど動きがにぶくなり元気が無くなるのは、自然な事ですが、
数日間で急に元気が無くなったという時は病気の可能性があるので
普段の行動パターンをよく観察している事が大切です。

犬の元気がない
・病気・ケガ・精神的に落ち込む・先天性の心臓病・肝臓の病気・慢性肝不全・癌
・腫瘍・内分泌の病気・内部寄生虫・中毒など

▼耳に異常があるについて

耳の中はとても敏感なところです。特に犬の耳の穴は複雑で人間の耳より通気性が
悪くなっています。その為、外耳炎などの炎症を起こす事が珍しくありません。
犬がしきりに回転させるように頭を振ったり、後ろ足で耳を掻いたりしたら、
耳の内部に異常があると疑わなくてはなりません。
耳の異常は様々な原因が考えられますが、ひとつは耳の中に虫や草の実などの
異物が入る場合です。犬が激しく頭を振ったらこれが原因かもしれません。
虫や草の実が耳の穴に入った時は下手にいじると奥に入りこむ事もあり
危険なので獣医師に特殊な鉗子で取り除いてもらいます。
頻繁に頭を振ったり、耳を掻いているようなら耳ダニが寄生している、
細菌や真菌に感染して外耳炎を起こしているなどが考えられています。
冬に厳寒になる地域では特に耳の長い犬や子犬は耳が凍傷になり、
かゆくなってかき続け、炎症を起こしただれることもあります。
いずれにしても犬の耳は時々チェックして脱脂綿や綿棒で柔らかく拭くなど
清潔を保ってあげましょう。又犬の耳は平衡感覚をつかさどっている器官なので、
耳に異常がおきると、フラフラと歩くなど行動にも異常な症状があらわれる事もあります。

犬の耳に異常
・外耳炎・外耳道の異物・耳疥癬・アレルギー・皮膚病・癌・腫瘍など

▼出血するについて

犬の体のどこに出血しているかを知る必要があります。
出血場所は体の内部と外部に分かれます。
犬の体の内部で出血がおこった場合は、血液が口や鼻から流れでる
・嘔吐物に混じる・便や尿に混じります。血を吐いたり嘔吐物に血が混じっている
・よだれに血が混じっているなどの場合は内臓が損傷している、犬の口の中に
異物が刺さっている・毒物を食べた・内臓のがんにかかっているなどが考えられています。
重い肝臓病での出血は、数日で犬が危篤状態になる可能性もあると言われます。
犬が吐いた血の色によって出血の場所をある程度想像できる場合もある様です。
明るい色の鮮血なら肺からの出血、黒っぽい血なら胃からの出血であると言われます。
犬が下痢をして血便が出る場合は、肝臓病等の重い病気の可能性があります。
肛門からの出血は、肛門腺が細菌に感染して炎症を起こしているかもしれません。
尿に血が混じっている・尿道から出血している等の血尿は生殖器から泌尿器の病気が
考えられています。雌犬の乳腺から出血していたら細菌感染を疑い、子犬への授乳を
止めるようです。犬の体の外部の出血の多くがケガによるものです。
小さな傷は消毒してあげれば自然に治ることもあります。しかし、皮膚が裂けている
・内臓が露出している・骨折しているかもしれないなどの場合は直ぐに獣医師の治療が
必要になります。又皮膚癌にかかっている場合にも癌病巣から血液や膿の
混じった体液が流れ出ることがあります。

犬の出血する原因
・交通事故によるケガ・日常のケガ・異物を飲み込んだ時・熱中症・中毒
・鼻出血・急性肝炎・急性胃炎・胃潰瘍・出血性胃腸炎・肛門の病気・癌
・腫瘍・泌尿器の病気・生殖器の病気など

▼震えるについて

犬の体が小刻みに震える事があります。これは病気の症状である事も、
それ以外の原因の事もあります。犬は非常に強い不安や恐怖に襲われると
人と同様に体が震えて止まらなくなることがあります。
比較的小型の犬は、カミナリの音を聞くと恐怖で全身が震えて、時には反狂乱になり
呼吸が荒くなり、心蔵病の犬が発作を起こしたような状態になることも珍しくありません。
犬は寒い時にも震え、室内飼いの犬は急に寒気の中に出ると、体を震わせて
体温を上昇させようとします。震えは痛みの症状をあらわす事もあります。
お腹や背中が痛む時は全身の震えがでます。痙攣のような震えが止まらない時は、
低体温症(重い病気やケガなどによって体が衰弱し体温が下がった状態)、
中枢神経の異常、低血糖症、尿毒症、内分泌の病気、中毒、大きなケガによるショック
症状等が考えられます。精神的な理由や一時的な寒さなどによる震えは安心させて、
暖かくしてやれば治まる様ですが、いつまでも犬の体の震えが止まらなかったり、
痙攣の症状を示すようなら、至急、獣医師に診てもらう必要があります。

◆犬が震える・痙攣する・発作を起こす
・尿毒症・脳や神経の病気・内分泌の病気・狂犬病・ジステンバー・破傷風
・心臓病・癲癇・低血糖症・不安・恐怖・寒気・低体温症・中毒・強い痛みなど
◆発作をおこす
・癲癇・心臓病・低血糖症・ビタミン欠乏症・低カルシウム欠症・熱射病
・脳炎・髄膜炎・水頭症・腫瘍・毒物摂取・中毒・回虫・破傷風など。

▼痩せる・太るについて

寄生虫がお腹にいる場合は、栄養が虫にとられてしまうため、犬にしっかり食べさせても
痩せてきます。肝臓や腎臓の病気では体内に取り入れた栄養をうまく利用できない為に
少しずつ痩せてきます。内分泌の病気では、肥満になってしまう場合と皮膚が厚くなり
見た目が太ったように見えるものがあります。
人と同様に犬も体重の変化は健康のバロメーターです。生活環境がそれ程、
変わっていないのに犬が急に痩せたり太ったら、病気が原因と考えなければなりません。
食欲があるのに痩せてきた時は問題で、心臓病、糖尿病、腸炎、腸内寄生虫などの
原因があげられています。発熱が続いた場合や、腫瘍ができていても栄養の吸収が
悪くなり痩せてきます。食欲がなくて痩せてきた場合にはなんらかの慢性の病気に
かかっている可能性があると言われます。
膵臓病や小腸の病気は、時々吐いたり下痢をする事もあります。また意外に多いのが
栄養失調です。犬が太りすぎてはいけないと考えて食べ物の量を減らし、栄養的にも
タンパク質や脂肪分をほとんど与えなかったりすると、必要な栄養分を得られない犬は
栄養失調となり痩せすぎになります。
これでは体力も、病気に対する抵抗力も低下して、病気にかかりやすくなります。
又、逆に太ってきた時も問題です。7〜8歳以上の大型犬や中型犬が急に太って
動きが鈍くなり、毛が抜けて皮膚が見えるようになったら、甲状腺ホルモンの
分泌が悪くなっている事が考えられています。
(甲状腺機能低下症)または元気はあるが水をよく飲み、お腹がふくれてきたら副腎の病気
(クッシング症候群)が考えられています。運動不足の為に太ってきた場合は、しばらく
元気でも、しだいに心臓や四肢に負担をかけ様々な病気をひき起こすようになります。
犬の体に手を当てて、背骨や腰骨、肋骨(胸の両側)がわからないほど脂肪がついていたら
肥満と言われます。ストレスを与えない適度な運動と食餌の管理によって健康時の体重を
取り戻す必要があります。体重は健康状態をチェックできる大きなポイントになります。
1週間に1回、少なくても1ヶ月に1回は体重を量り記載しておくと良いと言われます。
特に子犬の体重は生後10日で出生時の2倍になり、1ヶ月で成犬の約10分の1になり、
2ヶ月で約5分の1に、4ヶ月で2分の1ほど急成長するので、体重の増加が激しく
見られますが、数日間体重が増えない場合は病気の可能性もあるので、早めに気づくには
毎日測定することが必要です。長毛種の犬や猫は体重が10%〜20%増減しても
見た目で分かりにくい事が多いので特に注意が必要です。

◆犬が痩せる・太る
・肥満・心臓病・胃腸の病気・すい臓の病気・がん・腫瘍・糖尿病
・クッシング症候群・肝臓や腎臓の病気・内部寄生虫・甲状腺機能低下症
・不妊手術・運動不足・栄養失調など

▼嘔吐や吐くについて

一般に食べた物を口からもどす事を吐くと言いますが、これには嘔吐と吐出があります。
嘔吐は消化しかけた食べ物や液体が、胃または小腸から口を経て吐き出されることを言います。
吐出(吐き出し・逆流とも言う)は、食べた直後の食べ物が食道から口を経て排出されることを
言います。通常、嘔吐は胃や腸の病気によっておこり吐出は喉(咽頭)や食道の病気によって
おこります。犬が吐くと言う症状の原因でまずあげられている病気が胃や腸の病気で、
他全身的な病気や神経系の異常等で吐き気がおこります。
一言で吐く・嘔吐するといっても犬によりその原因や症状は様々です。
吐く回数・血液が混ざっている・腹痛を伴う・粘液や血の混ざった便(血便)や血尿が出る
・食欲不振になるなどの症状が起こる場合もあります。
犬が吐いても問題ない事もありますが、いずれの吐き方でも犬が吐く・嘔吐するとういう事は
病気やケガの兆候が多いので早めに獣医さんに診察してもらうことが大切です。嘔吐や吐く
行為がひどく病院へ連れて行くときは、吐いた回数・吐いた後の様子・吐く前に食べたもの
・吐いたものを把握する(持っていく)など詳しく状況を把握しておきましょう。
苦しがらずに吐く・嘔吐する犬は時々草を食べて後で吐いたり、大量に与えられた食事を
食べたり、味の濃いものを食べて吐く事があります。この場合犬は苦しがらずに吐き、
食べたものがそのままの形で出てきます。吐いた後の犬は何事も無かったかのように
元気にしていることが多い様です。これらは病気によって吐くのではなく犬が体を正常に
保つ為の自然な行為と言われます。
例えば母犬が子犬に自分の食べかけのご飯を吐いて与えるのはご飯に慣れさせ、乳離れを
うながしているためと言われます。しかしこの様な吐き方でも毎日続き、繰り返す場合は注意が
必要で栄養不足によって体力も低下し衰弱する事もある様なので注意深く観察しましょう。
食べ物を反射的に吐く時は巨大食道症等の病気の可能性もあげられ、吐いた物が気管に
入ると肺炎になる事もあるようです。
苦しそうに吐く・嘔吐する
犬が腹部や胸部・筋肉全体を波打つように苦しそうに吐く時は急性の病気が疑われています。
理由が無く嘔吐をする時は犬が病気のサインを発している時かもしれません。
1日に何度も吐く(吐き気する)・激しく吐く・苦しそうに吐く・吐いた物に血や異常な物が
混じっている・薬物や異物を飲みこみ吐く等の場合は重大か緊急を要する病気の可能性が
あると言われます。激しい嘔吐の原因は食べ過ぎやプラスチック・布・石・硬い骨等を
飲み込んだり、異物によって腸閉塞を起こした時も吐き気の症状が出ます。
吐こうとするけど吐けなくて苦しむ・腹部が張ってきて食欲が低下します。
他、胃潰瘍・胃捻転・胃拡張などが嘔吐を引き起こす原因と言われます。
又、腫瘍・癌・感染症・腎臓機能の低下・尿毒症・子宮蓄膿症・頭部強打・中毒
・薬の副作用等によっても嘔吐の症状が見られます。

◆犬が吐く・嘔吐する
・フィラリア症・消火器の病気・尿毒症・急性腎不全・腎炎・子宮蓄膿症・感染症
・頭部の強打・腹部癌腫瘍・悪性リンパ腫・糖尿病ケトアシド—シス・内部寄生虫
・異物を飲み込む・胃捻転・中毒など

▼尿に異常があるについて

尿は体の異常を直ぐにあらわします。尿をする、尿をする姿勢をとるけどあまり出ない場合は、
膀胱炎か尿路結石、前立腺異常が疑われています。この時たびたび水を飲み、排尿の姿勢を
繰り返します。特に結石が尿路をふさぐと尿がほとんど出なくなり、大変苦しむので直ぐに
治療を受けなければなりません。尿が全く出なくなると犬は2〜3日間苦しんだ後に死亡します。
尿の回数や量が異常に多いときには慢性の腎不全・糖尿病・子宮蓄膿症(雌)・尿崩症の
可能性があります。尿に血液が混じっている(血尿)・濁っているなどの場合は膀胱炎
・膀胱結石・急性フィラリア症・玉ネギ中毒などが疑われます。尿に血が混じって血尿が
ある場合や、同時に脱水症状やショック症状(歯茎が青白くなり、
呼吸や鼓動が非常に早くなり、不安定に歩き回ったり、ぐったりするなど)を起こした時は
緊急に治療を受ける必要があります。尿に血が混じっていたり尿道から出血しているときには
生殖器から泌尿器の病気が考えられます。犬の尿色、血尿、尿量など普段からよく観察する事で
病気の早期発見にもつながります。尿が出なくなる原因は大きく分けて2つあります。
ひとつは尿が作られなくなる(尿生成ができないと死に至る)か、作られる尿が少ない場合です。
この原因は、腎不全・脱水・心不全等があります。
ふたつめは尿は生成されているのに排尿できない場合です。
この原因は、前立腺炎・尿路結石・尿道炎・腫瘍などがあります。
尿がでないとういう症状は、即尿毒症にもつながるので、普段から尿の状態・
回数や飲水の状態をよくチェックする事が大切と言われます。

◆犬の尿の異常
・フィラリア症・腎不全・膀胱炎・尿路結石・子宮蓄膿症・前立腺の異常・腹部の腫瘍
・糖尿病・尿崩症・玉ねぎ中毒・癌(がん)など
◆尿の色がおかしい
・肝臓炎・先天性疾患・フィラリア急性症・玉ねぎ中毒・尿路結石・腫瘍など
正常な尿の色は、薄い緑色か、ほほ透明です。
◆尿の量が多い
・糖尿病・クッシング症候群・尿崩症・子宮蓄膿症・腎炎・慢性腎不全など
やたら水を飲み、尿をたくさん排泄します。
◆尿の回数が多い
・膀胱炎・尿石症・前立腺肥大・尿路の腫瘍・腎炎・慢性腎不全・子宮蓄膿症など
頻繁におしっこをする場合は、尿が少しか、あるいは全く出ていない事があります。
◆尿が出ない
・腎不全・前立腺炎・尿路結石・膀胱炎・尿道閉塞・糖尿病・子宮蓄膿症など
◆尿の量が少ない
・尿路結石・腎不全・膀胱炎・前立腺疾患など

▼痒がる・皮膚を掻くについて

犬が一部分をしきりに噛む、舐める、後足でしきりに引っ掻く、時には床や壁に擦り
つけるなどの動作をする事があります。次第に、その部分の皮膚が赤くむけ、
ただれてしまう事もあります。これは痒みがおさまらない為で、皮膚が炎症をおこしたり
赤くむけた場合は、犬はかゆみと痛みを同時に伴い、苦しんでいると思われます。
原因としてあげられているのは皮膚に寄生するノミやダニ(毛包虫や疥癬)のような
寄生虫による皮膚病の発症です。また湿疹ができて、それをかきむしった為に皮膚が
ただれたり脱毛したりして、いっそう皮膚病が悪化していることもあります。
ほかにもホコリや花粉を吸い込んでアトピー性の発疹が出るために痒がったり
シャンプーや石鹸が犬の皮膚に合わなかったなどもあります。外部の原因だけでなく、
腎臓病や肝臓病によって皮膚が過敏になっている事もあります。皮膚病は回復に時間がかかり、
家庭で手近な薬を塗った為にかえって悪化させることも少なくありません。
また引っ掻きすぎて皮膚がただれた時は治療が難しくなります。
犬がひどく痒がるようなら早めに獣医師にみてもらい、同時に犬の生活環境から
原因を取り除き、犬の免疫力を高めてあげなければなりません。
犬は初夏に脱毛する事があります。これは気温の上昇に体が反応して
冬毛が抜けおちる(換毛)為で病気ではありません。
それ以外の季節でも犬の毛(人間でも猫でも同じですが)はつねに少しずつ抜けかわり
その後は新しい毛が生えて、正常な状態を保ちます。
特に犬の毛は毛根にある皮脂腺から分泌される脂肪におおわれ、
これによって毛も皮膚も保護されています。
しかし初夏以外の季節に全身の毛が異常に抜けるようなら皮膚病、
ホルモン分泌の異常、外部寄生虫などが考えられます。皮膚病はいろいろな原因が
考えられ脱毛と同時に他の症状が生じている事があります。
初めは両耳の内側が薄くなる事から始まり、しだいに四肢を除く全身の毛が左右対称に
抜ける場合にはホルモン分泌の異常(クッシング症候群など)が考えられ、部分的な脱毛は
先ずアカルス(毛包虫症)・犬疥癬・ノミアレルギー皮膚炎等が考えられています。
直系数ミリから数センチの円形又は楕円形の脱毛は真菌感染の時(白癬)が多い様です。
急性の湿疹で腰やわきにこぶしぐらいの脱毛ができ、皮膚が湿疹になる事もあります。
脱毛の原因を明確にするには、根気強い対応が必要になります。
放置しておくと慢性化したり症状がひどくなるので早めに獣医師の
診察を受ける事が必要です。又犬が脱毛する原因の多くの病気は免疫力の
低下によるものがあるので犬の免疫力をあげる事も大切です。

◆犬が皮膚を掻く・皮膚が脂っぽい・フケがある・脱毛する
・肝臓病・腎臓病・膿皮症・寄生虫皮膚病・免疫異常・皮膚病・湿疹・アトピー性皮膚病
・アレルギー・シャンプーが合わない・ホルモン異常・中毒・栄養不良・ストレスなど。
◆脱毛する
・クッシング症候群・ホルモン性皮膚炎・ノミアレルギー皮膚病・毛包虫症・疥癬・白癬
・精巣の腫瘍・脱毛症・免疫異常等

▼鼻に異常があるについて

犬が鼻水やくしゃみをする時は、鼻の中に異物があることが多く、
始めのうちは軽くても繰り返しくしゃみをして鼻水を出している場合は、
血が混じったりします。春先に多いのがホコリや花粉等に敏感な犬が吸い込んで
鼻水を出す事があります。冬などの空気の感染している季節は鼻の粘膜が弱くなり、
免疫力が下がり風邪や体調を崩しやすいので注意。子犬のくしゃみや鼻水は風邪が
考えられており、他細菌性の病気や鼻の病気など原因は様々です。
蓄膿症では鼻から膿が出るようになります。
くしゃみや鼻水など犬の鼻の病気は、副鼻腔や気管支に広がる事もあるようです。
散歩中に草むらを通った時に激しいくしゃみをしたら植物のノギ(稲や麦などの
実の先端にあるとがった毛)などが鼻に入った可能性もあります。
又一言で鼻水といっても色々な状態があります。
透明で水のような鼻水は初期段階といわれますが、初めからネバネバした
黄緑色の鼻水が出る場合は、犬の鼻炎が進行していたり蓄膿になっている
可能性が高いと言われます。鼻水に血が混じる時も鼻の粘膜が弱っている状態です。
くしゃみや鼻水は病気の早期発見の為に気付きやすい症状の一つなので普段から
よく観察する事が大切です。

◆犬の鼻に異常
・ウィルス感染症・呼吸器病気・心臓病・気管虚脱・鼻炎・蓄膿症・鼻腔内腫瘍
・異物・アレルギー・風邪等
◆鼻水が出る
・鼻炎・気管支炎・副鼻腔炎・アレルギー・伝染性呼吸器疾患・ジステンバーなど
いつもより水分が多く、じくじくしていたり、膿のような黄色い鼻水が出ている場合は、
体のどこかに異常があるので注意。
◆くしゃみが出る
・鼻炎・鼻腔内異物・アレルギーなど。
時折出る小さな数回のくしゃみは正常範囲と言われる。
◆鼻が乾いている
・栄養障害・ジステンバーなど。
1日中乾いている場合は病気の疑いがあると言われる。
◆鼻血が出る
・鼻炎・気管支炎・副鼻腔炎・外傷・血液の病気・中毒・感染症・くしゃみの連続など
毎日続く場合は、病気の疑いがあると言われます。

▼歩き方がおかしいについて

犬が片足を持ち上げたり、引きずるなど歩き方に異常を見せることがあります。
よくある原因は、散歩や運動の途中で植物のトゲや鋭く折れた木の枝が足の裏に刺さったり、
金属やガラスの破片を踏んで足を切ったなどのケガです。高いところから飛び降りたり、
交通事故で足を骨折したり間接を損傷したことが原因のこともあります。異物が刺さったり、
軽い切り傷の場合は消毒して1〜2日で治ることもあります。しかし傷口が大きく、
ひどく出血しているようなときは至急獣医師にみてもらい、縫合などの手術を受けます。
外傷が無いのに足を持ち上げて歩く時は、骨折や脱臼のほか先天的な関節異常
(股関節形成不全)やレッグ・パーセス病、靭帯の断裂、さらには骨の癌が疑われています。

◆犬の歩き方がおかしい
・小脳の障害・骨の癌(がん)・腫瘍・骨折・脱臼・股関節形成不全・レッグパーセス病
・ひざ靭帯の断裂・内耳炎・前庭炎・ケガなど
◆歩き方がおかしい
・破行する・股関節形成不全・神経の異常・椎間板ヘルニア・外傷・膝蓋骨脱臼・やけど
・骨折・打撲・ねんざ・脊髄損傷・ジステンバー・脳の損傷・できもの・爪の異常など
破行や、歩き方がおかしい場合は、動作に関係する組織、骨・筋肉・神経・腱・関節等
のいずれかが損傷している場合や、トゲがささっている場合等に起こると言われます。
◆異常に歩き回る
・興奮・ホルモン異常・老齢犬の徘徊など。
◆腰がぬける
・椎間板ヘルニア・強直性脊椎炎・神経障害・心疾患・交通事故・体温異常など
腰がぬけたように見える時は、腰が麻痺した場合と病気の為ふらつきの場合があります。
◆犬の足がマヒする
・椎間板ヘルニア・首の骨の異常・脊髄の損傷など

▼目に異常があるについて

犬にとって目は優れた感覚器官です。犬の目は地面に近い所にあるので砂ぼこりや
ゴミが入りやすく、目の位置が高い人間よりずっと不利な条件におかれています。
その為、犬は目の病気になったり、ケガをする可能性が高いと言えます。目ヤニが出るのは、
おもに眼球の表面の角膜が傷がついたり炎症をおこしている (角膜炎)、又はまぶたの
内側の結膜に異常がある(結膜炎)などの理由によります。
逆さまつ毛や何らかの感染症にかかっても目ヤニが出ることもあります。
目ヤニが 黒っぽく、乾燥して目のふちに付着しているだけならあまり心配ない様ですが、
膿の様に黄色くドロッと している時は病気と言われます。
角膜炎や結膜炎、逆さまつ毛、アレルギー症状などの場合は、目ヤニや涙の他、
目が赤く充血したり、目がかゆいので前足でしきりにこすったりする事もあります。
涙が止まらない原因としては、目の表面を流れた涙を鼻腔へと流し出す涙小管がつまる
病気(流涙症)が考えられます。普段は隠れてあまり見えない瞬膜(第三眼瞼)が膨らんで
目の内側に露出してきたら(チェリーアイ)、目の他の病気があるか、又は全身的な病気の
現われとみなくてはなりません。他にも、眼球の表面や内部が白っぽい、目が腫れている、
眼球が傷ついて出血しているなど、犬は様々病気やケガによって症状が現れることも
あります。 治りにくい目の病気も根気強く何週間何ヶ月とづけて対応すればよくなる事が
あると言われます。目の症状は気づきやすいので、
普段から目の状態をよく把握している事が病気の早期発見につながり大切なことです。

◆犬の目の異常
・角膜炎・結膜炎・乾性角結膜炎・眼瞼内反症・眼瞼外反症・流涙症・逆さまつ毛
・感染症・全身的疾患・怪我など
◆目ヤニが多い
・角膜炎・結膜炎・目瞼炎・逆さまつげ・内反症・外反症・ジステンバー・内臓疾患など
白っぽい目ヤニは、ホコリなどの刺激からくる場合が多く、黄色い目ヤニは病気の場合が多い。
◆涙があふれる
・流涙症・角膜炎・結膜炎・逆さまつげ・角膜びらんなど。
涙があふれているのは涙の量が多かったり、涙が鼻へ抜ける管に病気や欠陥がある場合が多い。
◆眼球が白くなる
・白内障・糖尿病・パンヌス病など。
目の全体が白くなる場合は、透明な角膜が炎症を起こしスリガラスのようになる事で、
瞳孔が白く見える場合は、白内障で先天性のものや糖尿病・老齢性の事があります。
◆白目部分が黄色い
・黄疸・肝炎(嘔吐や下痢を伴う)・貧血など
◆目頭奥の白い膜が出ている
・角膜炎・結膜炎など
◆眼球振とう
・小脳の疾患・頭部打撲・中毒など
◆視力が落ちる
・白内障・緑内障・角膜潰瘍・老化など

▼便秘について

犬も食べ物や生活環境によって便秘になります。犬が高齢になると運動量も低下する為に、
腸の運動力も低下し便秘になる事があります。又、病気が直接・間接的な原因となって
便が出なくなる事も あります。肛門周辺の毛がかたまって肛門をふさいでしまう為、
便が出なくなることがあります。特に被毛の長い犬は日頃から肛門の周りをブラッシング
したり伸びた被毛を適度に切り揃える事が必要です。繊維質の食物が腸に良いと考えて
サツマイモやキャベツなどを毎日与え続けると逆に繊維質の過剰摂取によって便が硬く
なり便秘になります。鳥の骨や食べ物についた砂などを大量に摂取した場合も便が
硬くなって腸の中を通りにくくなります。神経質な犬は排便し難い環境にいると
便秘になる事があります。便秘は病気によっても起こります。肛門嚢が閉じたり
細菌に感染している・前立腺が肥大して大腸が圧迫されている・脊髄に異常が
起きたり骨盤を骨折している・下半身にケガをした・甲状腺機能低下症にかかっている
会陰ヘルニアを起こしているなどです。
血便が出る場合は肝臓病などの重い病気の可能性があります。
肛門から出血しているときは肛門腺が細菌に感染して炎症を起こしているかもしれません。
犬の便秘・排便困難・血便は深刻な病気のこともあるので注意が必要です。

◆犬の便秘
・前立腺肥大・脊髄の異常・会陰ヘル二ア・下半身のケガ・カルシウムの過剰摂取
・甲状腺機能低下症・肛門嚢炎・肛門周辺の毛のかたまり・骨盤の骨折・繊維質の過剰摂取
・先天的な異常(鎖肛)・排便の環境の不適切など

気になる様子がある場合は早めに獣医さんに診察してもらいましょう。  

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